引っ越し、娘の誕生日、ビジネスホテル②
さて、新居に向かうか。
マンションよさようなら〜。
家に着くと、引っ越し屋さんはもう到着していました。
私は9キロの犬を抱え、ハシゴを斜めにかけたような仮設階段を上り、これから生活する寝室へ。
子供部屋
夢でも見ているのでしょうか?
「ここで暮らせるわけがない。寝室と子供部屋はできてるって言ってたじゃないですか。」
「あれっ?お互いの認識の違いかな?」 と現場監督。
さらに、引っ越し屋さんは仮設階段を見て愕然。
「こ、怖いけどがんばります!」
「でも私たちも人間なので、冷蔵庫はごめんなさい!」
ごもっともです。どうぞ玄関脇にでも置いてやってください。
そんなこんなで、怖い階段を上って下りて全ての荷物を上げてくれました。
「思い出になりそうです!」
リーダーはしっかりした女性の方で、荷物を取り出しやすく配置してくれたり、すぐ使いそうなものを手前に置いてくれたり、当日返却しなくてはならないハンガーボックスもダンボール製ならすぐ返却しなくて良いからとわざわざ営業所に取りに行ってくれたりと、本当に気を使ってくださいました。
本当に本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
私たちは引っ越し屋さんに深々と頭を下げて、お礼を言いました。
さて、これからどうする?
1階のゲストルームも未完成だし…
上司の人が必死でホテルを探しています。
夫も私も現場監督もスマホでホテル探し。
今日は娘の誕生日。
引っ越しが終わったらプレゼントを買いに行く予定でしたが、高く積まれたダンボールの山から今日明日必要なものを探し出すだけで1日が終わりそう。
本当にごめんよ、娘。
追い打ちをかけるように外は土砂降り、大荷物をかかえ泣きそうになりながらホテルに向かうのでした。
こういう事ってよくあるのかな?
ないよな。